すしアカデミーという一風かわった、すしを専門にする学校があります。 始めから実践を重視した、起業を視野にした職人養成学校で、店で職人になるのに10年かかるものが短期間でできるという新しい考え方の学校です。1年コースや2カ月コースなどもあり、短期間で卒業できます。
すしアカデミーとは
海外でのすし職人を主に輩出することを目的とし、飯炊き3年、握り8年というように、通常なら10年くらいかかる職人の世界で、見て盗む世界を、講師が手取り足取り教えるスタイルを導入。素人でも最短2ヵ月ですしを握れるようになるという。2002年の開校以来、これまで3000人の職人を送り出しました。
学費
一年コース、2カ月コース、平日夜間コースなど、受講生にあわせたスタイルが様々あります。 2ヶ月で約80万円、1年で約150万円。5日間の集中講座で、約12万円です。 受講時間は、2カ月コースで合計200時間など集中して、プロになるべく受講する。魚の捌き方から、シャリの扱い方、さらにはカウンター内での立ち振る舞いまで、徹底して実践的な指導をしてもらえる。学費は割高だが、修行する期間を数年捧げるより、実践的な濃い時間をお金と引き換えに利用する。
卒業後
毎日のように全国、あるいは海外からの求人が寄せられています。講師のネットワークなども駆使して、北米やアジア圏の日本食レストランに就職したり、いきなり店を日本や海外で出展したりします。 開校以来10年の年月を経て、世界の30カ国以上で活躍するOBとのネットワークが構築されているため、卒業後のサポート体制も割としっかりしている。 修行するために何年も下積みを経るより、いきなり開業や独立が可能なので、入学する前に目的をもってくることが重要です。
どんな人が入学するのか
10代から40代までの,多くがサラリーマンを辞めたばかりの人。脱サラして、海外で働くことを希望している人が多い。 外国人や、外国在住の日本人、海外の日本料理店で働きたい若い日本人と、国籍を問わず、すしを世界をまたにかけて作りたいという強い意思のあるひとたちが多くいます。
なぜ海外で働くか
海外では、日本での修行経験を持つ職人もいるが、大半が韓国人、中国人であったり、すしブームをこれからつくるには、日本の力が必要である。 海外は勤務時間が1日8時間で、週休2日などワークライフバランスがしっかり確保できるのも魅力。 日本でむだな下積み期間を長くやるより、学校で短期間で覚えた方が楽という、効率的なきわめて欧米的な考え方の学校です。海外で働きたいなら、入学を考えてみてはいかがでしょうか?