教習所にいくと様々な資格を受講している人がいます、大型免許、二輪免許、普通二種免許、それらを取得するのには費用がかかってしまいます。だからといって、教官になれば全部免許取得費用を負担してくれるわけではありません。免許を取得していることが前提になります。
自動車教習所指導員なるには
指導する自動車免許は所持しているのが前提で、所持している免許の指導員としての資格を まず取得しなくては、指導員になれません。 資格取得してからではなく、まず、自動車教習所に入社してからがスタートです。 教習指導員と、技能検定員という2つにわかれており、共に公安委員会が行なう審査に合格することが必要です。教習指導員が21歳以上であること、技能検定員が25歳以上であることと、年齢制限がそれぞれ違うのが特徴です。
指導員資格取得までの流れ
資格取得するまでの間は指導員見習いとして、教習生の送迎や受付・掃除などをしながら免許取得の講習を受けます。教習所で仕事しながら学ぶ、現場事前教習が90時限、教育研修という公安委員会の行う講習が、56時限、それを受講したあと、試験を行い学科と技能を合格合格すると、現場事後教養というものを24時限ほど受講、そののちに晴れて指導員となるわけです。 技能試験の合格基準は85%以上。実技試験、面接試験の合格基準は、80%以上です。難易度が高い試験とされているので、仕事をしながら日々勉強を怠ることをしないようにしなければ合格できません。
収入
年収300から400万程度が平均。それほど高収入ではない。 指導員になるまでの見習い期間は、事務職などをして月収15万ほどが平均。
仕事内容
教習指導員は教習だけしていればよいのではなく、バスの送迎から、教習生の募集、営業勧誘活動などの事務。コースの整備で草刈り、車両の整備などの準備まで行わなくてはならなく、教習所の業務を網羅しなくてはならない。勤務時間は9時から20時頃までが平均です。 教習指導員の講習は受けますが、人に教えるという講師としての指導はしてくれません。この仕事をするには、人に教えることができて当たり前です。この指導の仕方によって生徒が覚えやすかったり、自動車のことが嫌いになったりもします。人に教えることが好きなら、生徒に慕われて感謝され、指導員をしていてよかったと思える日がくるでしょう。