本が大好きな人は小説家にあこがれる人が多いかもしれません。しかし小説家はだれもがなれるものではありません。正確に言うと、小説家になるだけならば簡単ですが、小説家として一人で生計を立てていくのは一握りの人のみと言えます。本が好きな人の仕事として考えられるのは、なにも小説家だけとは限りません。本屋の店員、学校や私立図書館の司書などの仕事があります。 本が好きと一口に言っても、その好きには種類があります。書くのが好きな人、読むのが好きな人、また本屋の雰囲気が好きな人、本も漫画も好きな人など様々です。書くのが好きな人は言うまでもなく小説家や編集の仕事がありますが、今回はそのほかの人にオススメの仕事を紹介していきます。
本屋に就職する
本屋で正社員として働くためには、特に必要な資格や大卒などの条件はありません。アルバイトから正社員になる人も多いようです。求められる資格がないと言っても、必要な条件はあります。それは『本が好き』という気持ちをきちんと持っていることです。ひたすら本と触れ合う仕事をするわけですから、それは当然ですよね。また、本屋の仕事は人と関わることも多々あります。お客さんや出版社の方と接する上での最低限のコミュニケーション能力が必要になります。また、本屋で働いていると、小説家の方と話すことができる機会があるかもしれません。本が大好きな人にはたまらない特典だと思います!
司書として働く
司書の仕事には二つの種類があります。ひとつは小学校から高校までの図書館の司書、もうひとつは市や県の図書館や企業が経営している図書館の司書です。 まず、学校の司書です。学校の司書になるためには大学や短大で教員免許を取得するほかに、司書教諭講習科目を受講すること、また司書教諭講習を修了する必要があります。 また、その他の図書館の司書になるためには大学や短大在学中に司書養成科目を受講し、卒業後に司書講習を受けることで資格を取ることができます。大学の図書館はこちらに分類されます。 今の仕事を辞めて大学に通い直して資格を取るのはそう簡単にはできないかもしれません。そんな方は司書補の資格を取り、その後司書講習を受講すれば司書としての資格が取れます。この司書補の資格は通信教育などでとることができるので、今の仕事を続けながらでも取得が可能です。 大好きな本と関わりながら仕事をしていくために、素敵な転職ができることを願っています。